日々のこと

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3/23水・・「本心」

3/23水3時に起きてしまった・・・から 5時から6時再睡眠 (˘ω˘)Amazonから日記帳を買ってみた、サイズを間違えた( 一一)べんとは卵焼き冷凍カツおひたしきんぴら笹かま

「本心」平野啓一郎
実母の死を受け入れられない29歳自己中でひとりよがりで時に5歳児駄々っ子のようなふるまい言動を見せるサクヤはVF母を購入する。VF母=母というサクヤに憎しみを感じる私( ;∀;)。・・読書中何度も「何かおかしい」と自分の感想を確認する。そうしないとこのも物語の世界は素晴らしいと思えてきそうだから。よくできている小説だ。不安にさせて少しの希望となる出来事が起きる~の展開を繰り返しちるうちに、現実はきつい、だからVFや仮想空間で一息つくのはいいことではないかと思えてくる。これが怖い。一息では済まないから。「面白い」よりも「不気味」「不快」「怖い」と思いながら読み進めている。私はVF母はまっぴらごめん。気持ち悪いし死者を冒涜している気がするから。「実質的同じ」≠「同じ」というサクヤの考えに共感できたしサクヤを信用できたページにほっとする。が「実質的同じ」=ニセモノは傲慢だと続く。傲慢とは思わないがニセモノだと思う。様々な考え方が提示されているが、共感できる、共感できない等、いろいろ考えるポイントはたくさんあった


実母の死を受け入れられない29歳自己中でひとりよがりで時に5歳児駄々っ子のようなふるまい言動を見せるサクヤはVF母を購入する。VF母との生活の中で様々な経験をつみ成長していくサクヤの物語・・途中、村上春樹の小説みたいな感じだなとも思う。テーマがたくさん詰め込まれていて結局どれも浅い結論に終わっていないか??と思わないでもない。物語最終近くp409「死こそ他者と共有されるべきじゃないか」と出てきたときは・・えっここでまた新たな気付きか。。と強い疲労感。私は物語の筋以外のサクヤの母が味わったかもしれない絶望感のほうに興味がわきあれこれ想像し涙したい気持ちだった。