日々のこと

日々のこと

「去年の冬きみと別れ」「疾走」読了

10/31月

11/1火

読了後まず思ったこと「復讐は人を幸せにはしない」。二人の女性殺害で死刑が決定しているカメラマンのことを本にするために調査を始めた・・そしてわかったこと・・「え!!」と驚きつつ読み返せば「伏せん」はあちこちにある。「真の欲望は隠されている」「あなたには本性は見抜けない」等。「狂気は惹かれあい集う」とも感じる。狂気にとらわれないためにはどうするかなども書かれているように感じるし、殺人事件の背景を探っていく先にあるものはとても悲しい現実があったということも忘れてはならない



「疾走」
舞台は東北の街。。私がかつて住んでいた街を思い出す p378「人殺し放火魔の弟やくざの女に手を出して妊娠させたガキ」シュウジの物語。残酷な物語なのだけれど、どういうわけか勇気づけられるのだ。不思議だ。神父はどうしてこの街に来たのだろうと疑問を持ちながら読み続けていた。にんげんは、弱くて残酷で自分勝手で・・優しい。優しさが諸悪の根源になりうるのかなと思いつつ読了