日々のこと

日々のこと

5/28土「めまいのする散歩」「すべて真夜中の恋人たち」

5/31火、先日までの晴天は終わりのようだ、☔中で寒い・・今年もアスパラ到着、ありがとう。べんとは「鮭焼きウィンナ切干煮エビ寄フライアスパラおひたし」




5/28土、昨日が大雨だったのがウソのように晴れ渡った朝・・


「めまいのする散歩」読了・・奥さんである武田百合子さんが好きという流れから読んでみた。晩年の日常の自宅付近の散歩模様から「人間の運命」についてと広げていったり、あちこと話が飛ぶことに最初驚くが慣れてしまえば面白いと思うのみ(病気のせいで脳がぼんやりしたりはっきりしたりする書かれている)中盤から後半にかけては百合子さんの話もたくさん出てきて楽しい。実はとても苦労した子供時代の百合子さんの話や、美人で好奇心旺盛で天真爛漫な様子なども書かれている。p216~ ロシア旅行中の飛行機から見た景色の描写は圧巻だし感動する・・のあとで、くすっと笑いたくなる箇所がある。百合子さん泰淳さん合わせてファンになった。泰淳さんの「富士」は難しくて挫折中だが読み直してみよう

「ヘヴン」の次に発表で興味深く読み始めた。入江冬子、校閲者 34歳。p192「人間というと、暑苦しいのですか?」冬子から三束さんへの質問に少し笑う(三束さんも笑う)この辺からようやく冬子が白黒写真からカラー写真になっていくように感じる。p227「三束さんは傘をさして雨の中に立っていた」に泣けて、p251「私はこれまでいったいなにをやってきたのだろう」から以降は、泣けて泣けて仕方なかった。恋愛小説としては「センセイの鞄」を思い出し、「孤独」「光」の言葉から「唯一無二」~「映画シンウルトラマン」を思い出した。