日々のこと

日々のこと

6/6「ひとりでカラカサさしてゆく」「遊覧日記」「火花」

6/6月寒すぎる( ;∀;)・・13度予報・・
ベント「マルシンハンバーグ鮭焼きおひたし切干煮




男性86歳、80歳、女性82歳・・同じ時代を仲良く生きてきた3人は大晦日の夜、猟銃自殺をした。86歳莞爾さんは癌で余命短い、勉さん80歳生涯独身借金まみれ、千佐子さん82歳お金はあるけれどほしいものも行きたい場所ももうない。3人それぞれ死ぬ理由はあるようだった。しかし・・残された家族、友人たちはそれぞれ困惑し理解に苦しみ、喪失感を抱きつつ、ゆるく繋がっていく。生者達と死者達の各関係性、死者を思う気持ちもすべてそれぞれ違うのが興味深いし人間一人どれだけ多様性を持ってるんだと感動すら覚える「誰かにすべてを説明することなど不可能なのだ」しかし、やっぱり自死はやめてもらいたい、残されたほうは様々な意味で大変な時間をすごすのだから・と強く思う

1984年、今から40年前くらいの東京のあちこちをぶらついたことのエッセイ9編くらいが気に入っている。戦後40年たっているが、わずかにのこっている戦後間もない風景を見逃さず書き記しているように思う。経験ない場面なのに、百合子さんと一緒に同じ場所を眺めているような錯覚を起こし、たまらなく懐かしい気分にさせられる文章がある、本当にすごいっと思うし大好きだなあと思う。今の東京を散歩していたらどんなふうなエッセイになっただろうか・・まだまだ読みたい


僕は漫才師になりたかった。花火大会以来、神谷さんに認めてもらいたいとも思うようになった。神谷さんを師匠として10年、僕たちスパークスは解散ステージの日を迎えた。器用に生きていけないタイプの僕は神谷さんに優しく接してもらうことで「自分らしく生きる」ことを実践できるようになると同時に、社会性を身に着けることにもなった。それは「笑い」のみを追求する神谷さんとの決別にもつながっていく・・芸人又吉直樹さんの小説だ。神谷さんはじめ、登場人物達は皆優しい、小説に登場はしないんだけど、神谷さんや僕にかかわってきた人みんな優しいんだろうなと想像する・・いやいや借金取りは怖いよなと自分に突っ込んでみる。きっとまた読みたくなるだろう。