日々のこと

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11/11 水 「生きるとか死ぬとか父親とか」読了

11/11水、昨日の置きカレーはヒジョーに辛かったらしい、ゴメンネm(__)m、高校生弁は唐揚げのせおにぎり、オット弁はいつもに同じ。。


★★★



ここ2ヶ月くらいラジコでジェーンスーさんパーソナリティの番組を聞いている。あら面白いと聞いているうちに習慣になった感じ。


父の住まいの賃貸料1年分支払いのために「父のことを書くよ」と了承を取って書いたというところに興味を惹かれて読んでみた


●2016年、父77才、娘42才 正月は18年前に鬼籍へ入った母の墓参りと決まっている・・ところからはじまる。


スーさんは一人娘で経済的に大変裕福な環境の中、両親の愛情もたっぷり受けて成長した。そうすると、世間知らずのおっとりとしたお嬢様にもなりえたはずだけど、スーさんは違った。父は大変モテた男性のようで愛人もいたようだし、母はスーさんが24才のときに、ガンでなくなってしまう。父の事業の失敗で、思い出がいっぱいつまった実家は売却することにもなる・・と他多分数々の荒波にもまれた結果、自己中で高慢ちきのお嬢様にはならずに、ラジオから流れる声はさばさばしてるけど、温かみを感じるスーさんとなって、毎日リスナーを楽しませてくれるんだなと思う。


エッセイ集「生きるとか死ぬとか・・」は大変読み応えありで、父のことのみならず、母の体調悪化~手術入院~が克明に描かれている。同時に父親の入院等、当時のスーさんの行動、他ケアハウスで晩年を過ごしていた叔母との交流~死他親族の話も盛りだくさん。
「生きて死ぬということは一大事業なんだ」とつくづく思う。


父の子供時代の戦争経験が父の人生観に影響を与えていて、さらに古い時代の男尊女卑の考えも浸透している等々、今後の時代においては絶滅危惧種ではないかと思うような父。だから記録しておくことはとても貴重で、何年かのち「昔はこんな人間たちがいたんだよ」歴史書としても読めるんじゃないかしらとまで思った次第(ちょっと大げさかな)。