日々のこと

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4/1金「田舎教師」

4/1金寒いよ( ;∀;)
鮭焼きエビ寄フライきんぴら卵焼き春菊 大学生は昨夜23時半のバスで上京、激込みにぎやかな乗車場だったらしい・・たぶん


「田舎教師」八重桜が広がり、主人公清三には新しい生活が広がっている・・と始まる。なんと今の季節に読むのにふさわしいではないか。のちに世間をざわつかせたらしい「蒲団」を発表するとは思えないのどかな文章が続く。細かく丁寧な描写は古い映画や時代劇ドラマを見ているような気分にさせられ、騒々しい世界から離れ心はどんどん静かに穏やかになっていく。「スウイトな」とか「ドマドマしてしまった」などの表記はすっかり耳にしなくなったけど「エモい」という言葉を思い出す。明るくのどかで、理想や野心の描写は1年、2年すぎるうちだんだん、寂しく空虚な描写に変わっていく。・・一体いつ頃の話なんだろうと思うころ、「明治36年」「日露戦争」の文字が現れる。NHK大河ドラマ「青天をつけ」のラストあたりかと納得する。心はしーーんとしたまま読み終わる。