日々のこと

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6/11・・山に行ってみた&「改良」「殺人出産」「さまよう刃」読了

6/11金良い天気、☀今週は寝坊ばかり(*_*;。。なぜかしら、今日も冷凍食品で(#^.^#)夕飯は野菜たっぷり豚しゃぶにしよう



6/10木ぴかぴか☀、ささっと掃除や布団干しを済ませて、思い切って1年半ぶりに山に行ってみた、チョー気持ちよかった(#^.^#)、頂上まで行くのは次回のお楽しみ。。。2,3回は足ならししまいとっ(#^.^#)







★★★
●「改良」
小学生~中学生にかけての思い出話と性体験話から始まる。どちらかと言えば気味悪く不快。大学生になってすこしづつ女装にはまっていく様子が詳細に書かれていて気持ちの変化もわかりやすい。「他人の目」より「自分の満足度」が勝ったときの結果の一例と考えて、心臓のバクバク感を静めた。まるで自分が深夜、知らない人に追いかけれて逃げている感覚になったのだ。恐ろしくってどんどん読んでしまったので、今一度落ち着いて読もうと思ったけど。。無理だった・・1年後くらいに再読してみようかな


●「殺人出産」
「殺人」は法で裁かれる。ならば「殺人」を合法的にするためにはどうしたらいいかを考えた結果のお話だと思った。殺人を合法化するために10人出産する。産み人は男女問わず・・という考え方は同意できませんというのが読後感。虫をつぶすことから人を殺してみたらどうなるんだろうという気持ちになることはあるかもしれない・・一人で考え続けているうちに行動に移したくなる場合もあるかもしれない。そういう事態を防ぐためにこういった殺人に関する本を様々読んだり、誰かと話してみたりして「殺したい」とか「殺してみたい」とかいう気持ちと折り合いをつけれたらいいかもしれないな・・とかつらつら考えてみた


●「さまよう刃」
妻亡き後、大切に育ててきた娘が16歳の夏、未成年の男たちに襲われ性暴力の挙句に殺された。加害者たちを許せるはずもない・・最終ページまで緊張感が続く時間だった。印象的な場面は多々あるけれど、父が復讐を1つ成し遂げたあと虚しさに襲われる場面はまず忘れたくない。怒りと虚しさと悲しみが交互に襲ってくる。「容疑者Xの献身」「祈りの幕が下りるとき」よ読んだ時の気持ちに似ている


●「御社のチャラ男」
地方都市のジョルジョ食品会社のチャラ男を主人公として、13人の老若男女が、それぞれのチャラ男像や己の人生観等を語っていく。ぎょっとしたり笑ったり・・と面白く読み進めた。13人もいるから、一人くらいは共感できる人物が出てくるのではないか。私は(佐久間和子48歳)かな。連載期間は2018.5~2019.8で、「コロナ」という言葉が一言もでてきていないのだが、オリンピックは開催されるのかとか「パンデミック」という言葉が出てきてドキリとする。昭和、平成の社会や人間たちはどうであったかのようなことも書かれていて、今となっては貴重な歴史書となるような小説かもしれんと思いつつ読了。昭和から令和と時代は流れていくけれど、個人はそれぞれ 自分で作り上げたストーリーの中で生きていくんだということは変わらないということかな。