日々のこと

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2/17水 「自転しながら公転する」読了

寒いっ朝、雪もうっすら積もってる・・・
夫べんと。。「鮭焼ききんぴらねぎ焼きウィンナぶろっこりおひたし冷凍エビよせフライ」
りょは、「ペペロンチーノ」を作ってみるそうだ、よきよき・・



★★★


「自転しながら公転する」胸と目が大きくて20代は森ガールで、わがままで優柔不断で優しい都32才から34才の物語。仕事、介護、恋愛、結婚・・30代独身女性が抱えそうな問題をほぼすべて網羅しているんじゃないかという400ページ超えの物語は登場人物も多い分、考え方もいろいろだから、「都ちゃん好きになれない」と思っても、他に共感できる人物もでてきたりするので飽きることなく最後まで読み切れたように思う。都は自己中心的(私も同じ)・・でも一生懸命でまじめな様子はすごく伝わる。うまくいかないことも多くて、しょっちゅう泣いているし、満身創痍で・・最後はすっかり応援者となっていた。ふと漫画「ちびまる子ちゃん」が30代になったらこんな感じもありかも・・と思う。
エピローグとプロローグで「えっ!!」と混乱させられるけどこれもまたよし、連載終了後の書き下ろしなのだそうだ。面白かった!!!


最後p477で都は語る・・(誰に語っているかは読んでのお楽しみ)「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めるとちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」・・七転八倒、傷だらけにもなった都の言葉はストンと響いた