日々のこと

日々のこと

11/2水

11/2水暖房いらずの朝・・
べんと冷凍していたコロッケのラスト、鮭焼き、うぃんな、おひたし・・明日は休み(#^.^#)

「去年の冬きみと別れ」「疾走」読了

10/31月

11/1火

読了後まず思ったこと「復讐は人を幸せにはしない」。二人の女性殺害で死刑が決定しているカメラマンのことを本にするために調査を始めた・・そしてわかったこと・・「え!!」と驚きつつ読み返せば「伏せん」はあちこちにある。「真の欲望は隠されている」「あなたには本性は見抜けない」等。「狂気は惹かれあい集う」とも感じる。狂気にとらわれないためにはどうするかなども書かれているように感じるし、殺人事件の背景を探っていく先にあるものはとても悲しい現実があったということも忘れてはならない



「疾走」
舞台は東北の街。。私がかつて住んでいた街を思い出す p378「人殺し放火魔の弟やくざの女に手を出して妊娠させたガキ」シュウジの物語。残酷な物語なのだけれど、どういうわけか勇気づけられるのだ。不思議だ。神父はどうしてこの街に来たのだろうと疑問を持ちながら読み続けていた。にんげんは、弱くて残酷で自分勝手で・・優しい。優しさが諸悪の根源になりうるのかなと思いつつ読了

10/24月25日26日 須賀敦子全集1巻他

10/24月

25日火

26日水


イタリアでの生活を振り返り、かかわった多くの人々との思い出を丹念に綴っている。どれもこれも読みごたえがあるが、特に印象に残るのはテレーサの物語。80代の老女になった様子を書ききっている。すごく残酷だと思うのだが、事実をそのまま書くという強い気持ちとテレーサへの尊敬と愛情があふれているとも感じて涙がこぼれる。夫を突然亡くしたときの茫然として心細くて不安な時代のことも淡々と描かれていて胸が詰まる。異国で多岐にわたり豊富で、濃密な人間関係をコツコツ築いていく様子はただただ尊敬の気持ちをもつのみだ。2巻も購入、届いて読み始めるのが楽しみだ


「自由対談」
桃井かおりさんとの対談からはじまり、20年間34名の方たちとの対談をまとめた。最初に名前を知っている方たちとの対談が出ているので、興味を持ちやすくかつ面白くてどんどん読める。だんだん過去に起こった事件(神戸児童殺傷事件、オウム事件等々)や「桜を見る会」からの政治についての対談、震災の話・・と多岐にわたる。メインテーマは作者の書き続けたい「悪」について・・でよいのだろうか。とにかくどの対談も興味深く面白く読んだ。初めて知り印象に残った言葉は「黙過」。黙って見過ごすこと。これも「悪」のひとつ・・ということ。凶悪事件などを見聞きしたとき自分事としてとらえる視点になると感じた。